植木の伐採
最近、敷地内の植木を伐採して欲しい、というお客様の依頼が結構増えてきています。1本、2本という場合もありますが、敷地内の植木をほとんど全部ということもあります。
植木の伐採の場合、空き家のことも多いのですが、どうしても、普段人のいない家というのは荒れてきます。植木の場合、木が生長して大きくなってしまうことが、さらに厄介な問題となっています。
植木を放っておいて荒れさせてしまうことのデメリットをいくつかあげると、
①不審者等の隠れ場となってしまう。
②隣近所の敷地に植木の枝葉が越境し迷惑となる。(落ち葉、日当たり、害虫なども)
③火事の原因となったり、火事の被害を大きくする。
④ゴミの投棄場所となってしまう。
などの点が考えられます。逆にメリットはあるかと言えば、何一つ良いことはないと思われます。
せっかくの植木ですし、本当なら定期的に剪定をしてきれいな状態を保てれば良いのでしょうが、剪定作業は、手間かお金が定期的にかかってきます。こんなときは、思い切って植木を伐採することも選択肢の一つだと思います。
自分でやろうと思うと結構大変ですが、伐採作業自体は、切屑(ゴミ)処分には金額が結構かかりますが、作業の手間自体はそんなにかかりません。場合によっては、一回の剪定作業よりも金額が少ないかもしれません。
ちなみに、根まで掘りあげる伐根作業になると桁違いに金額が高くなる場合が多いです。伐根作業には、ユンボなどの建築機械を使う場合がほとんどですので、その分だけでも相当です。お手軽にやるなら、植木の伐採をオススメします。
植木の伐採 施工例
植木は生き物ですから年々大きくなります。維持管理できれば良いのですが、手間やお金のかかることです。大きくなりすぎた植木は、家を暗くしたり、越境してご近所に迷惑かけたり、電線に絡まったりと心配の種になってしまいます。
施工例①
戸建て住宅の大きなキンモクセイの木の伐採作業です。建物2階の屋根より高くなってしまい、枝葉がベランダの前に大きく広がっており、部屋の中を暗くしてしまっております。木の状態・作業環境がよかったので、高所作業車を使わず、木登りして伐採できました。
伐採 作業中
伐採 作業後
伐採したモクセイの切り株
施工例②
東京都内の学校で、建物の5階より高くなったメタセコイアの木を伐採しました。落葉樹ですので、葉の無い時期はまだよいのですが、葉が生い茂ると建物内が暗くなってしまっていたようです。今回は16Mクラスの高所作業車を使い、木を上の方から細かく切って伐採していきました。
伐採 作業前
伐採 作業中
伐採 作業後
施工例③
戸建て住宅のカイズカイブキです。このカイズカイブキは最近はあまり流行りではないようで、伐採する機会も増えております。放っておけば高さは2階の屋根を越えますし、形は吹き上げる炎のようになります。目隠しなどには良い植木ですが、管理をしないと野暮ったい印象になってしまいます。
伐採 作業前
伐採 作業後
施工例④
植木を根元から伐採するのではなく、強めの剪定で植木を残す方法もあります。植木の種類にもよりますが、相当低く・小さく出来る場合も少ないので、是非ご相談ください。下の施工例はヒメシャラなど落葉樹とクスノキ・モクセイなど常緑樹の両方を強剪定しています。しかし、3年後ぐらいには元の状態に戻ってしまうようです。
伐採 作業前
伐採 作業後
植木の伐根
植木の伐採作業は比較的手軽ですが、伐根作業となると大変です。
小さい植木でしたらスコップひとつで何とかなりますが、ちょっと大きな植木になると根も相当張ってますから、スコップで掘って…というわけには、なかなかいきません。ユンボなどの機械を使って作業しますので、その分金額もかかります。
植木の種類によっては地上部分を切れば、そのまま枯れてしまうものもありますので、どうしてもと伐根にこだわる事はない場合もあります。
しかし、思う以上に大変ですよ。
ユンボを使っての伐根作業
掘りあげた根